さく井工事

現場下見・資機材の準備を行います。

さく井機械および諸資材等の搬入・組み立て・解体・撤去・整地等を行います。

機械はパーカッション工法・ロータリー工法・ダウンザホール工法それぞれ専門のさく井機が存在します。

さく井機を用いて、計画深度までの掘削および掘削中の堀くず等土砂の廃棄を行います。

計画深度到達後、地下水構造の判明を目的として電気検層器を用いて掘削地層の比抵抗測定を行い、地下水取水の期待値が高い深度を割り出します。

掘削孔壁の中に井戸仕上管を挿入します。

材質としてはSGP(鉄)、VP(樹脂管)、SUS（ステンレス）、FRP（強化プラスチック）等があります。

掘削孔壁とケーシング管(仕上管)の隙間に砂利を充填します。
この砂利は砂等の異物流入防止効果やケーシング管を水平方向に維持するために利用します。

水質の悪い地層や地上からの汚染水流入防止を目的として、一部の掘削深度にてセメント等により遮水を行います。

ケーシング管内の泥水を排出させ清水に置換させます。

また孔壁の洗浄を行い、地下水の湧出を促進させます。

仕上げ作業終了後、テストポンプ等を井内に設置し、断続または連続にて洗浄揚水を実施します。

少しずつ段階的に揚水量を増やしていく段階試験、一定時間連続にて揚水する連続揚水試験

• 揚水停止した後の水位回復量を測定する回復試験等を実施します。
• この段階で井戸が有している揚水能力を判明させます。
• また同時に水質試験を実施します。

地下水の利用用途・用量に応じた揚水設備（深井戸水中ポンプ等）を設置します。

井戸の掘削結果や揚水試験、水質試験にて判明したデータをお渡しします。

今後のメンテナンスに必要になりますので、弊社にてデータを保管をさせて頂きます。